木でつくってあそぼう / 大日本図書

子どもたのしいかがく 木でつくってあそぼう

発行日:1997年3月10日
文  :福井智昭
絵  :河口峰子
発行所:大日本図書株式会社
定価 :1339円


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もくじ


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ふね


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カヌー



あとがき

 釘を打つと、板がパリンと割れてしまうことがあります。小刀で削っていると、木にくいこんで、うまく削れないこともあります。のこぎりを手にしても、どうしても、うまく切れないということがあるかもしれません。木の性質を無視したり、道具の使い方が適切でなかったりするために、このようなことが起こります。
 木でつくったものは、乾燥によって、ひびがはいったり、変形したりすることがあります。湿気によって腐ってしまうという困ったことも起こります。木は自然素材であるために、人工的につくられたものにはない個性を持っているからです。しかし、これらの負の個性は、考え方によっては長所となります。例えば、木が腐ってしまうという短所も、合成樹脂のような廃棄物にならないという点からは、素晴らしい長所と考えられるのです。
 人々は昔から、木とじょうずにつきあってきました。木材の基本的な性質から、樹種による性質のちがいまで、伝承と経験による知恵をもとに、さまざまな用途に利用してきたのです。猟具や農機具・住居・台所用品・家具・・・・・・。
 ところが、近年、おとなでも、木を用いて何かを手づくりするような機会が少なくなり、子どもたちも、木に触れる体験をしなくなってきたようです。木の工作を通して、木という素材に出会わせ、木のよさに気づかせ、その性質を科学的に認識させたいものだと思っています。
 本書には、できるだけ簡単な内容のものを集めてみましたが、実際には、おとなの方の手だすけが必要です。「ここを切りたい」と、子どもが言ったとき、のこぎりの使い方を教えてあげてください。手を出しすぎずに、見まもりながら、子どもたちにたのしい発見と感動を体験させていただければ幸いです。

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