2×4工法の小屋作り

1994年10月8日、子どもたちに小屋作りの話を持ちかけました。冬でも、暖かくして、のんびり過ごせる場所が欲しかったからです。2×4工法の手順を説明すると、「ほんとにできるっちゃか」と目を丸くしていた女の子たち、完成予想図を見て、「こげなん、できるわけないやん」と言っていたT君、そう言いながらも、土日ごとにやって来て、作業を手伝うことになるのです。

完成予想図
IMG_0030.jpg

今回の小屋建築にあたっては、「思いつきで好きなように」というわけにはいきません。壁一枚でも組み立てる順序というものがあります。それで、子どもにも分かるように、作る順番に色分けした設計図を用意しました。作り方(緑~赤~青の順に組み立てる。)
IMG_0029.jpg

その日、さっそくホームセンターにコンクリートブロックとセメントを買いに行きました。地面に溝を掘って小石を敷き、セメントと砂をまぜたモルタルを置いて、ブロックを並べます。適当に並べたため、きちんとした長方形になっていなかったのですが、何とかなるだろうと思い、そのまま進めました。しかし、この基礎のずれが、その後のあらゆる作業に悪影響を及ぼしたのです。この経験から、「何事も基礎が大切だ」ということを、改めて知りました。
9410 基礎

ナットの収まる部分をノミで彫るT君
9410 土台

三人がかりで半日も作業をすれば壁が一枚完成します。壁ができてくると、小屋を作っているという実感がわいてきました。
9410 壁1枚

12月10日、棟上げということにして、午前中、餅まきをしました。子どもたちは、自分が拾った餅を屋根の上からまいて遊んでいました。そのうちに、餅はアメ玉に変わり、午後も「餅まきごっこ」は続いていました。餅を拾うという経験はあっても、自分が餅をまく経験はなく、この餅まきごっこは、子どもたちにとって楽しい遊びになったようです。
9411 昼食1

お昼ご飯は、温かい鍋です。
9411 昼食2

壁4枚と小屋組ができた。
9411 屋根組

屋根から後の作業は、少々危険でもあるため、おとなたちの手で行いました。梁を渡したり、垂木を取り付けたり・・・・・・ 屋根の作業中、子どもたちは、「何か手伝うことない?」と言いながら、いつも屋根の上で遊んでいました。
9411 屋根組2

9412 根太

屋根材も順番に貼りました。
9412 屋根

ここまでできました。
9501 サイディング前

防水紙を貼って、
9502 防水1

サイデイングを貼ります。
9503 サイディング 完成間近

小さい子も自分にできることをお手伝いしています。
9501 床1

大工さんでもないおとなと小学生で作り始めた小屋ですが、半年後の1995年3月には、みごと完成させることができました。
わずか五坪、トイレも水道もない箱のような簡単な造りのものです。
難しくはありませんが、面倒でした。疲れていてやる気が出ないときでも、「やろうやろう」と発破をかけてくれたのは子どもたちでした。
土曜日曜には、必ず何人かが手伝いに来て、本当によく働いてくれました。
木工に慣れている小学生の子どもたちは、実に頼りになる「助っ人」でした。

小屋の真ん中に工作台、その周りには道具や材料を置き、壁には作例を飾りました。

9503 内装完成1

9503 内装完成2

9503 内装完成3

その後、遊び場「どんぐり倶楽部」として、楽しい日々を過ごしました。

どんぐり倶楽部

子どもの遊びを支援するために

平成六年度(1994年度)
第2回 わたしのまちづくり論文集 / 久留米市まちづくり振興室


特選 子どもの遊びを支援するために
                             福井智昭 37才

 近年、子どもたちが不器用になってきたと言われる。私は、小学校に勤務していることから、実際に子どもたちの、そういう実態に直面することも多く、そして、それらの現実に少なからず驚いている。
 小学校中学年で、鉛筆が削れないのはもちろん、はさみの使い方がおかしい。ひもが結べなかったりほどけなかったり。掃除をしている姿を見ていると、雑巾をたたんでしぼっているし、ほうきでごみを自分の左右に散らしている。おそらく、リンゴの皮をむけないだろうし、卵も割れないだろう。転んだとき、手が出ず顔をけがしてしまう。信じられないような些細なことが原因で骨折する。このような、子どもたちの現状を見ていると、人類は、これからだいじょうぶなのだろうかという危機感さえ覚えるのである。

 いったい、なぜ、このようなことが起こってきているのだろうか。それは、鉛筆が削れないことを例にあげるならば、実は削れないのではなく、そういう経験をする機会を与えられていないからなのだ。言いかえれば、私たち大人が、子どもの発達にとって大切な経験を与えていないのである。
 小学校中学年の子どもたちに小刀を持たせ、鉛筆を削らせてみると、最初は、もちろんうまくは削れない。力の調節ができずに、削りすぎてしまったり、慎重になりすぎてなかなか削れなかったり。しかし、時々やらせているうちに、簡単にできるようになるのである。
「危ないからやらせない」という、消極的な安全教育の結果が、今日の子どもの不器用さを招いたのかもしれないと感じる。学力偏重の姿勢が、体験という大切な学習をおろそかにさせたのかもしれないとも思う。
 コンピュータゲームが、子どもたちから実体験を奪ったというのは言いすぎだろうか。しかし、実際に体験できないことも、画面の中で簡単に体験できるのである。そして、そこには、めんどうな活動も労働もなく、わずらわしい人との関わりも必要ないのである。


一 冒険遊び場設立企画書 主旨


二 遊びの内容


三 立地と施設


四 スタッフ(プレーリーダー)


五 設立と運営にあたって


六 おわりに



※まだ、文章がありません。時間のある時に、少しずつアップします。









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ふくっち

Author:ふくっち
久留米 ハッピープレイス

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第2・4日曜日
10:00~16:00 
音楽・工作・遊び

※2017年度は料理やおやつ作りは行いません。お弁当を持参してください。

〒839-0852
福岡県久留米市高良内町767-3
090-5740-2318
to.fukutch@gmail.com
福井智昭

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